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人事労務コラム|「はたらくかたち」ノート
作成日:2026/09/25
社長は孤独だ�@

2016年の秋、東京オリンピック・パラリンピックの公式ライセンス商品をつくる会社が動き出しました。大手百貨店との合弁会社で、社長の私と取締役1名、社員2名の、わずか4人でのスタートです。 

広告会社で権利ビジネスや経営管理に長く携わってきた私でしたが、「モノをつくって売る」会社の経営は初めてでした。

まず取りかかったのは、会社の土台となるルールづくりです。親会社の厳しい内部統制に合わせるため、就業規則や経理規則、取締役会の運用ルールまで、ひとつひとつ自分の手で作りました。毎晩遅くまで会社に残り、規則の条文と格闘する日々でした。

もちろん事業も大変でした。戦略的に商品を企画し、調達先を選ぶ。倉庫を借り、物流の仕組みを組む。コールセンターを探して契約する。消費者からの厳しい声に備えて、クレーム対応に強い弁護士と顧問契約を結ぶ(当時は「カスハラ」という言葉も一般的ではありませんでした)。税理士・会計士を決めて帳簿を整える。パソコンやシステムを入れて、ITの基盤をつくる。

小さな会社には、総務部も人事部もありません。社長が指示だけ出しているわけにはいかず、私もプレイングマネージャーとして走り回りながら、判断を下し続けました。

どれも未経験のことばかりでしたが、試行錯誤しながらひとつずつ形にしていくのは新鮮でした。会社に命を吹き込むとは、こういうことなのだと感じたものです。

ただ、本当に大変だったのはここからでした。(次回に続きます)


山田徹社労士事務所は、人事専任者のいない中小企業やスタートアップのための「人事労務相談顧問」です。

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